一昨日、息子にBCGの予防接種をさせた。

昔は夏場のBCG予防接種は、敬遠されてきたらしいけど、今は全然問題ないとのこと。

どうして敬遠されていたかというと、夏バテが懸念される体力のない乳児に弱毒とはいえ、病原菌を体内に入れる生ワクチンタイプの予防接種は、思わぬ副作用を起こすことがあったらしい。

現在は冷房もあるし、栄養も良いし、そんなに神経質になる必要はないと言われ、接種に踏み切った(大げさだけど。。)

息子のかかりつけの由比ガ浜の藤本小児科は、一般外来、予防接種、感染症と入り口から3つに分かれているので、病院で逆に病気をうつされてくる心配が少ないのが嬉しい。

その日は予防接種の部屋は私たち親子だけの貸切だった。

10分くらい待たされた後ワラワラと先生、看護婦さん、あと見知らぬ男性の3人が部屋に入ってきて、「ハイ、赤ちゃんをまっすぐ抱いてぇ~」の先生の掛け声に私は息子を抱きなおし、3人+私の4人で息子を動かないように押さえつけ、液体(ワクチン)を左腕の上腕部に塗ったかと思いきや、9本の針のあるスタンプ状のものを2箇所にペタンペタンと押した。

「ハイッ乾くまでこのまま」と先生。

3人は部屋から出て行った。

おそらく見知らぬ男性は先生の息子さん?って感じ。

私服なので医療従事者か否かの判断がつかなかったけど、多分見習い中なんだろう。

息子はあまりの早業に泣く間もなく、おとなしくしていてくれた。

液体状のワクチンに触れないように、10分ほど待合室で大人しくしていて、乾いたら終了。

冷房のきいた貸切の部屋で、快適な予防接種だった。

既に結核に感染していた場合には、BCGの注射の痕が極めて早期(接種後3日くらい)に炎症を起こすのだが(コッホ現象)、息子の注射の痕は、今のところ全く見えないくらいになっている。

なので感染の疑いはナシ。

1ヵ月後くらいに注射の痕が少し赤みを帯びてきて、それが3ヶ月もするときれいになくなると、無事に免疫ができたことになる。

それにしても12月まで毎月注射の予定が目白押しな息子。

無事に成長することが、予防接種のなかった昔には本当に難しいことだったんだろうなぁ~。

息子には、ちょっとおバカでもいいから、健康に育って楽しい人生を歩んで欲しいとつくづく思う。

写真は接種後数時間の息子の腕。